ピクシーについて
clefable
可愛らしいイメージのフェアリーとは裏腹な、害悪と名高い小さくなる戦法が主流なポケモン。
マジックガードと天然という2つの強力な特性を持つ。
マジックガードかもしれないので毒毒は打てず、天然かもしれないので積み技もできない。
対面でどちらの特性かを判断するのが難しく、 うかつな行動ができないのが厄介と言える。
そんなピクシーをあえて先発の起点要員として使ってみるのが今回の調整。

育成論
ピクシー おだやか マジックガードor天然 でんきだま
実数値:  202-81-110-115-138-80    一応6v推奨
努力値:  H252 B132 D124
確定技:  ステルスロック アンコール 投げつける
選択技:  ムーンフォース 電磁波 癒しの願い 大文字 火炎放射

耐久目安

防御
攻撃特化メガボーマンダの捨て身タックルが最高乱数以外耐え(85.1%~100.9%)
陽気メガガルーラの捨て身タックルが確2(53.9%~63.8% + 26.7%~31.6%)
攻撃特化ドリュウズのアイアンヘッドが確2(83.1%~99%)
攻撃特化ハッサムの珠バレットパンチが確2(81.1%~96.5%)
攻撃特化メガクチートのじゃれつくが確2(78.7%~92.5%)
攻撃特化メガバシャーモのフレアドライブが確2(71.2%~83.6%)
陽気ガブリアスの地震が中乱2耐え(46%~54.9%)

特防
臆病メガルカリオのラスターカノンが確2(83.1%~99%)
臆病メガリザードンYの日照りオーバーヒートが確2(83.6%~98.5%)
臆病CSメガゲンガーのヘドロ爆弾が確2(81.1%~96%)
控えめギルガルドのラスターカノン確2(72.2%~86.1%)
臆病CSボルトロスの珠10万ボルトが超低乱2耐(42.5%~50%)
C84振りまでのジャローダのリーフストームが確3(28.2%~33.1%/55.4%~65.8%)
控えめ水ロトムのハイドロポンプが確3(38.6%~46%)
ゲンガーの珠ヘドロ爆弾が低乱1(86.1%~104.4%)

特殊技
D4振りガブリアスをムーンフォースで確2(63.3%~76.5%)
H4振りメガボーマンダを確2(66.6%~78.3%) 攻撃特化の捨て身タックルをしてくれば反動でピッタリ倒せる
無振りメガルカリオを超高乱2(47.5%~56.5%)
H252メガヘラクロスを確2(54.5%~64.1%)
H252水ロトムを電気玉投げつけ(5%~6.3%) 込み確3(33.3%~39.4%)

H252ナットレイを大文字で確2(77.3%~92.8%)
H252メガハッサムを大文字で中乱数(90.3%~108.4%)
H252メガクチートを大文字で確2(53.5%~63.6%)
H252ハッサムをかえんほうしゃで低乱数(88.1%~106.2%)

Bライン
H252 無補正148振りで特化メガボーマンダの捨て身タックルが確2(85.1%~100.9%)
H252 無補正188振りで特化メガガルーラの捨て身タックル確2(55.4%~65.8% + 27.2%~32.6%)
H252 無補正220振りで特化ハッサムの鉢巻バレットパンチ確2(83.1%~99%)
H252 補正有り212振りで陽気ドリュウズの珠アイアンヘッド確2(83.1%~99%)
H252 補正有り252振りで特化キリキザンの珠アイアンヘッド確2(83.4%~99.4%)

Dライン

H252 補正有りD124振りで臆病メガルカリオのラスターカノンが確2(83.1%~99%)
H252 補正有りD172振りで臆病ゲンガーの珠ヘドロ爆弾が確2(82.1%~98%)
H252 補正有りD220振りで控えめメガリザードンYの日照りオーバーヒートが確2(83.6%~98.5%)
H252 補正有りD252振りで控えめギルガルドの珠ラスターカノン最高乱数以外耐え(85.1%~100.4%)
H252 補正有りD252振りで控えめヒードランの眼鏡ラスターカノン低乱2(86.1%~101.9%)

Cライン
補正無しC44振りのムーンフォースでメガルカリオ確2、H252ロトム全て最低乱数の場合を除き確3

なぜ電気玉か
起点作りに電磁波ではなく電気玉を採用するのには訳があります。
実際にレートで使用して、いくつか気づいたことがあるからです。
  1. ほぼ全ての試合で「先発で」運用するということ(起点作りなので当然と言えば当然か)
  2. 麻痺をまくタイミングは1度あるかないかなので、一回打てれば十分
  3. 先発相手の襷を潰したい
  4. 地面タイプに麻痺を入れたい
  5. トリック対策
  6. 挑発対策
まず、この型のピクシーはステロによる起点作りなので先発で運用します。
そうなると、先発で対面する相手も大体決まってきます。代表的なのが以下のポケモンです。
mamoswine  garchomp landorus-therian
先発なので襷の可能性が高いかと思われます。
ここで、起点作りピクシーの仕事を確認しておきます。
  1. ステロをまく
  2. 対面した相手に麻痺をまく
  3. 相手の頑丈、襷をつぶす。
  4. アンコールで技を縛る
このうちの全部ができれば物凄いアドになりますが、大抵の場合良くて2つ遂行できる程度です。
そして相手が上のような地面タイプであった場合、まず2の仕事が遂行できません。
ステロを撒いてムーンフォースで削るくらいでしょうが、2回行動できない場合も十分あります。
ステロしか撒けないのであれば、後続で襷を持ったマンムーやガブリアスと対面することになり絶望的です。
攻撃技で襷を潰せば、ステロを撒けず全抜き性能が落ちます。

では、ここで電気玉をなげつけるとどうなるか。
  • 投げつけるのダメージで襷を潰す
  • ガブマンムーを筆頭とする地面タイプに麻痺を入れられ、次のターンで先手を取れる。
2と3の仕事を同時に遂行できます。
相手がステルスロックをしてきたら、次のターンにアンコールで縛って更に行動できます。
地震でピクシーを倒してくるなら、これもアンコールで縛って後続の抜き要員(メガボーマンダ等)の起点にしていけます。

次に、以下の挑発持ちポケモンへの対策が挙げられます。
gengargyaradostalonflame
起点を作って全抜きするPTである以上、積み技をさせない挑発持ちが選出されやすいです。
特に、メガゲンガーに挑発されたピクシーは何もできずに落ちていきます。

攻撃技の投げつけるであれば、挑発をされても相手に麻痺を入れられます。
その後の行動が攻撃技しか選べなくなりますが、後続の抜き要員が挑発を受ける前に積めることを考えれば仕事はできています。例えばウルガモスであればゲンガーを安全に起点にできるようになります。

最後にトリック対策です。
rotom-washrotom-heat
先発でロトム系と対面した場合、相手がとる行動は大まかに以下の通りです。
  • 小さくなる対策のトリック
  • ボルチェンで有利なポケモンに交代
  • 居座って殴る
瞑想型では押し切られる可能性があり、小さくなられても面倒だからか、レートではトリックが圧倒的でした。
ここでピクシーが投げつけるを選択していれば、拘りアイテムを投げ返して技の固定化を防ぐことができます。
拘りアイテムを失ったロトムなら、場合によってはピクシーで押し切れたりもします。
なお、ボルチェンで裏に引いてくれば引き先に麻痺を入れられます。

このように、電磁波型ではできない仕事も遂行することができ、
上手くいけばピクシーだけで相手のPTを全部見れたり半壊させられたりします。


相性の良い積みポケモン
volcarona 
ピクシーの苦手な鋼タイプを起点にでき、広い技範囲で多くのポケモンを倒せる。
苦手なリザードンもステロ込みなら後出しを許さず突破できる。

salamence-mega
ウルガモスとの相性補完に優れ、圧倒的な物理火力で強引に突破していく。
ステロを撒いておけばクレセリアも確定2発になり受けられない。
威嚇を撒ければ、ピクシーの苦手なファイアローすらも起点にできる。

実は初めてレートに潜った時に使ったPTがウルガマンダピクシーでした。
基本的にこの3体の選出でなんとかなり、ピクシーがうまく起点を作れるかで勝負が決まりました。

苦手な相手
身代わり持ちのポケモン全て
gengar-megacharizardgarchomp
電気玉ピクシーの最も苦手とするところ
麻痺をまけるチャンスは一回きりなので、透かされて無償で身代わりを張られてしまえば一気に負けが見える。
アンコールで縛ってピクシーを捨てつつ、タイプ有利な後続で突破していくのがベストか。
breloom キノガッサ
ピクシーの上から胞子を撒いてくる厄介者。大抵襷なのでウルガモスやボーマンダと対面しても持ってかれる。
コイツのためだけにゴーグルを持たせたくなったこともある。ジャローダ等を控えに添えて選出を抑制したい。
greninja ゲッコウガ
ピクシー構築殺しの代表。 珠ダストシュートでやられ、裏のウルガモスやボーマンダも突破されてしまう。
ポリゴン2など数値受けできるポケモンが欲しい。
bisharp mawile-mega  物理鋼アタッカー
Bにあまり努力値を割けないので、物理弱点技が辛い。 どうしても耐えたい場合は襷を持たせるしかない。
ただ、相手が交換読みはたきおとすor剣舞をしてくれば一気に有利になる。
次のターンにアンコールをすれば相手は引くしかないので、ステロを撒く余裕ができる。

シーズン初期と現在(2015年11月)の比較
ORASシーズン最初期と比べると、現在は若干使いづらくなったと思います。
初期はメガルカリオの大半が特殊型だったので、ラスターカノンを耐えて安全に麻痺を入れられました。
現在はアイアンテールを搭載した物理型が復権してきており、何もできずに突破される可能性がでてきました。
また、メガボーマンダが単純な物理型ではなく、身代わりを搭載して透かしてくる場合も出てきました。
起点ピクシー自体も読まれつつあるので、投げつけるのタイミングは慎重に。

おわりに
clefable
初めてレーティングバトルに潜った際に使用したPTがこの起点ピクシー+ウルガマンダでした。
地面タイプに麻痺を入れられ、本来起点にできない相手も強引に起点にできます。
完全な先発起点要員なので、裏は積めれば全抜きのポテンシャルがあるポケモンを添えておきましょう。

この型に関してのご感想・「こうした方が良い」という部分があればよろしくお願いします。