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お疲れ様でした。
他シーズンと比べても結果が振るわなかった今回ですが、初めての試みではあるので
記事にしました。あんまり詳しく触れて無いのもいますがそこはご了承を。

構築経緯

かねてからお馴染みのサボテンの選出率が悪いので打開策を考えていたところ、
「逆に考えるんだ、出さなくたっても良いさ」という神のお告げが来たので、
出さないなら、出さないなりのアプローチをしてやろうという考えで今シーズンを挑むことにした。
個人的には「出せない時は無理して出さない、ここぞという時に出せ」派なので、
こういうのもアリかなという感じで見てください。
今回のマラカッチについて
maractus
マラカッチ せっかち ちょすい @きあいの襷 NN:フランティカ
努力値:  S252  S個体値16以下 他は逆V
役割対象:ゲッコウガ/キノガッサ/マンムー/ミミッキュ/ギルガルド/ガルーラ/ツンデツンデ
SnapCrab_NoName_2018-9-4_23-36-24_No-00
「一番強い個体はなんですか?」と、マラカッチソムリエに聞けば9割が「襷がむしゃら」と答えると思う。ワイトもそう思う。
が、ふと「がむしゃらは良いとして、LV50ってどうなんだ?」と疑問が湧いた。
ORAS時代にレートデビューした頃は、特に疑問を思わずLV50襷がむしゃらを使っていた。
※ちなみに一番最初に使った型はヤチェの味ウッドハンマー型 ぽ◯らさんは私の原点(隙あらば自分語り)

数千戦潜って見て今感じるのは、がむしゃらメインで戦う前提ならlv50は辛いということ。
相手の攻撃を上からくらう→襷発動までダメージを受ける→がむしゃら→次ターン先制技で処理が主なルートだが、あまりそんな状況にならない上に、相手の行動に大きく依存してしまう。
襷によって本来不利な相手を処理できるポケモン、例えば襷マンムーがバシャーモを地震で返り討ちに
するといったような明確な役割があれば、LVは50のままで良いかと思います。
マンムーならそこそこのSがあるので、HP1でも次に出てきた相手(例えばレヒレ)にがむしゃらを打ってアドバンテージを稼ぐことができるでしょう。
しかしマラカッチに至っては、襷で耐えてメインウエポンorめざパでの返り討ちができるかといえば絶妙に火力が足りず、
必然的にがむしゃら+不意打ちに頼るケースが多かった。
それならばがむしゃらで戦うなら、lvはむしろ低いほうが良いのでは?と思った。
そこで、初手ターンで相手の行動に依存せず、強引にがむしゃらを決められるlv1マラカッチを思いついた。
さらにLV1でも物足りないと感じ、最終的にLV6で育成することにした。
①露骨なlv1から外れ、野生産か・何か意味があることを匂わせ、思考を乱せたらいいなって
 (なんで6?と一瞬でも思わせたり、あわよくばスクショ取らせる時間を与えたり、SNSに拡散させたり)
②何気に連続技持ちである最遅ツンデツンデを抜けるS17を実現できるlv6

最初に書いた「出さないなら出さないなりのアプローチ」というのは、このlv6マラカッチの出発点となりました。

コンセプト
lvを下げることで初手からがむしゃらを狙っていく。一匹でも突破できれば儲けもの
という建前の下、
①そのマラカッチを連続技で襷ごと処理できる敵(ゲッコウガ、キノガッサ、マンムー等)
②そもそもがむしゃらが通らない2大ゴースト(ミミッキュ、ギルガルド)
③いるだけで襷を潰しにくるカバルドン
といった、こちらに都合の良い相手を引っ張り出す。

ゲッコウガを上から処理でき、胞子を無効化するフィールドを貼れるカプコケコ
コケコのボルチェンの引先になり、ガッサを受けつつサイクルを回せるメガハッサム
地面の一貫切り+圧倒的数値で特殊全般を受けるHDクレセリア
ここまでのPTが圧倒的に不利を取るリザX、ミミッキュ等の積ゴリ押し勢に強い天然ヌオー
たまに育て屋の奥で走り回る姿が可愛いミルタンク


を入れることにした。
※実際は、S11序盤に組んだ時点では、バトンバシャ→クレセの詰み構築を主軸に組んでました。
中盤以降になってもう一度コンセプトを考え直した時、上記の構築を思いついてPTを一新しました。

このコンセプトに効果があったかは諸説ですが、
選出誘導したい相手がPTにいる場合、9割近く出てきてくれたのは確かでした。
tapukoko
カプ・コケコ 臆病 エレキフィールド @フェアリーZ
実数値:  146-×-105-147-95-200
努力値:  H4 CS252
  技:  10万ボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/くさむすび→挑発

シンプルな特殊アタッカー、速くて強くてフィールド貼れるだけで素晴らしい。
初手キノガッサにはボルチェン→メガハッサムで有利サイクルを作っていく。
アーゴヨンが厳しく、地面タイプにも打点を持ちたいのでフェアリーZにした。
D4振りアーゴヨン程度なら高乱数で持っていけるし、HDマンダの起点にもならないので良い。
ウルガモスの餌なのでくさむすび→挑発にした。呪い身代わりミミッキュも止められる。
スカーフゲッコウガにやられるが、スカーフの場合とんぼダスト入りの物理傾向、特殊も低下力の為、
裏のポケモン全てで起点にできる。全体的に考えればアドの方が大きいので怖がる心配はなかった。
scizor-mega
ハッサム 呑気
 テクニシャン @メガ
実数値:  177-170-211-x-121-72
努力値:  HB252 D4 
  技:  バレパン/とんぼがえり/剣の舞/羽休め
役割対象:ミミッキュ/キノガッサ/マンムー/メタグロス/カミツルギ/ランドロス/ギャラドス
役割構築:アゴギャラ

物理受けの一角、多分ポケモンデビュー以降初めて採用したかも。
高耐久かつ一致後攻とんぼができるのが素晴らしい。コケコとの相性もグッド。
極限まで後攻とんぼに拘った為、Sは最遅にした。
実はメガ前だとS63で無振りカバ(S67)より遅く、あくびを受けてからとんぼで逃げることができる。
カバ側あくび→剣舞→あくび→とんぼ→コケコ無償降臨→フェアリーZといった動きもできる。
非常に耐久が高いので、マンムーやビルドでないランドロス等の物理地面を根こそぎ起点にできる。
とりあえず初手ステロのマンムーの前でガン積みで裏のアゴギャラごと葬れることもある。
馬鹿力と叩き落とすが欲しい。
cresselia
クレセリア 穏やか 浮遊 @食べ残し
実数値:  227-x-140-95-196-109
努力値:   H252  C228  S28
  技:  サイコショック/月の光/瞑想/身代わり
役割対象:特殊全般/ゲッコウガ/ポリゴン2/アーゴヨン/カプ・テテフ/カプ・コケコ

特殊受けの詰みエース、3タテ率が一番高かった。
珠悪波ゲッコウガ、控えめリザYにも頑張って勝てる。
エアスラしかないカグヤはカモ。大抵のカプ系に強いが挑発持ちが多く安定はしなかった。
ウルガモスも虫Z以外には対面から勝てるが、流石にステロか何かのサポートは欲しかった。
特殊ギルガルドは強引に起点にする。実は最もガルドを葬ったポケモン。
剣舞してきたらヌオーに交代しよう。
quagsire (1)
ヌオー 腕白 てんねん @ゴツゴツメット NN:ヌリンセス
実数値:  201-105-150-×-87-55
努力値:  H244 B252 D12
  技:  地震/冷凍パンチ/どくどく/じこさいせい
役割対象:リザX/ミミッキュ/マンムー/ガルーラ/ボーマンダ/バシャーモ

積んでゴリ推ししてくる物理エースを止める枠。
リザXとガルーラはヌオーでしか対処できないので必須。
リザは基本的にはクレセと両選出してXY両方見る事に徹する。
自己再生と地震以外基本使わない(使う暇がない)気がする。
メガバシャーモの膝クラスの火力は2発受けられないので物理受けといえど耐久はギリギリ
miltank
ミルタンク
いつものミルタンク。つよい。場に出ると火炎玉でボッッとなる。
カバルドンのあくびループを抜け出せる。

基本選出
①カプ・コケコ+クレセリア+メガハッサム
②カプ・コケコ+クレセリア+ヌオー
先発コケコ主動型。キノガッサやゲッコウガがいる場合の基本選出。
リザードンがいてX濃厚な場合やマンダ入りにはヌオー、ギャラドス・メタグロス入りにはメガハッサムで使い分ける。
特殊は雑にクレセリアに全て任せるか、コケコのフェアリーZ等で優先的に処理していく。

③クレセリア+メガハッサム+ヌオー
ミミッキュ+リザXのような物理受けを役割集中で突破していくPTにはヌオーハッサムで厚くする。
そういう場合大抵のミミッキュには呪い・挑発が入ってる。

④ミルタンク+クレセリア+α
受けループ入り。
ミルタンクが状態異常無効なので低下力勢に後出しでき、中継役になってくれる。
クレセリアでラッキーごと詰ませれば勝ち。基本不利。

⑤マラカッチ+カプ・コケコorメガハッサム
ゴーストタイプもいなく、連続攻撃持ちもゲッコウガしかいない場合に投げる。
とりあえず初手がむしゃらが保証されるのでぶっぱなす。
がむしゃら成功後に倒されても、後続で処理できるようにバレパン持ちのハッサムやS200のコケコで上を取る。
1700台でもゲッコウガは殆ど水手裏剣を打ってきた。
水手裏剣→がむしゃら→相手ゲッコウガ引き→引き読みで再度がむしゃら
みたいな思わぬアドが取れたことも

これは無理
greninja
「襷激流」ゲッコウガ:環境を読めませんでした(半ギレ)
        結果が実らなかった理由はこれです。
        コケコを激流熱湯+水手裏剣で倒す上に火力もあるので起点にもできない。
        挑発が痛い。前期の撒菱ゲッコウガを見れば襷型もいるよねそりゃ。
        めざ氷があれば初手めざ氷安定だったが、めざゴーストしかなかった・・・
zapdos
サンダー:有効打がない。毒と熱風で受けが崩壊する。
xurkitree (1)
デンジュモク:火力に受けが追いつかない。多分一度も勝ってない。

回線:試合が長引くので必然的にフェスサークルに戻りやすい。
   自分で耐久型を使ったのが悪い。

まとめ

マラカッチを出さずに活躍させる方法を考える
→低レベルにして連続技持ちやミミッキュガルドを選出誘導する。
→ロックブラスト持ちの最遅ツンデツンデ抜きにできるlv6
→あえてlv1から外れて思考を乱す(願望) 「なんで6・・・?」と思わせればとりあえず仕事終了
→誘導した相手に勝ちやすいPTを組む。

こんな感じでした。
対戦してくださった皆さんありがとうございました。