カントークラシックが4日に開催され、今日で2日目となりました。
参加者の皆さんひとまずお疲れ様です。

自分も昨日今日で20戦とバトルしましたが、開催前の予測と実際の傾向がどんなものだったかを書いていきます。
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予測1 ステロゲー?
6VS6かつ、ヤドランラッキーカビゴン等の耐久ポケモンがいる環境ではサイクルゲーになることは必至。
更にトップメタのカイリューのマルスケを壊す意味もあり、ステルスロックは必須になると思いました。
他の考察を見ても大体の方が予測していましたね。

実際 ステロゲー 

はい、その通りでした。 プテラやゴローニャのような分かりやすい子だけでなく、ピクシーも有利対面ならパパっと撒いてきました。
初手はステロのお見合いになることが多かったです。
それだけでなく、ステロの対策として高速スピンも何度か飛んできました。
自分が戦った中では、こちらがステロを撒いている状況ではカメックスが何よりも優先して高速スピンをしてきましたね。
 
予測2 カイリューパルシェンによる積み構築が最強?
ステロを撒いて舞って破って終わり! 対戦ありがとうございました。
dragonitecloyster (1)
実際 思ったより動き辛い
なんてことは実際になく、この2体に限ってはこのルールでは必ずしも有利とは言えないと感じました。
まず、積み系の筆頭アンチである天然ピクシーがこのルールにおいてメガガルーラクラスのトップメタであること。
(逆にカイリューパルシェンがいるからこそピクシーがトップメタになっているとも考えられますね)

さらに2体ともステロがぶっ刺さりなので、そもそも対面で積むにはかなりの好条件が要ると思いました。 
相手にカイリューやウィンディ、ゴローニャがいる場合、HPを神速やふいうち圏外にしなければ積んだメリットも薄くなってしまいます。

自分はパルシェンを使用していますが、よっぽどのことが無ければ物理も起点にできないと考えて立ち回っています。
ウインディには鬼火を撒かれ、カイリキーには爆裂パンチ、カビゴンはあくびやのしかかりによる麻痺、プテラには挑発、ギャラドスには電磁波、ゴローニャにはロックブラスト・・・などと考えれば考えるほど止める手段があり、選出には非常に慎重にならざるを得ません。

ただ、それだけ対策されてるからこそこの2体はトップメタだと言えるかもしれません。
「アイテムもない環境でパルシェンに破られたら終わる」なんてことは想像に難くないことなので、どのポケモンであっても起点にならないように組まれていると思います。
具体的には物理ポケモンをフルアタにせず、電磁波や挑発、置き土産なんかを仕込むことですね。
自分もダグトリオに置き土産を仕込んでいます。

予測3 ピクシーで小さくなるだけでOK?
clefable
実際  非常に対策されている

対策を用意してなければYESです。
が、先ほどのカイリューパルシェンと同じく「それは予想済み」なので、大体の方が色々な対応策を用意していました。 
ノーガードカイリキーのアンコールor爆裂パンチor毒づき、一撃技、滅びゲンガーにのしかかりカビゴン等。
また当然天然ピクシーに止められ泥仕合になります。

それでもピクシーの存在感は非常に大きく、アイアンヘッド持ちのカイリュー等ピクシーを強く意識したであろう個体も多数いました。

予測4 毒びしゲー?
そ6VS6の長期戦なのでステロと同じく毒びしでジリジリ削っていく戦法が増える可能性がある。

実際  殆どいない

まだハッキリとは言えませんが自分は一度も当たりませんでした。
ピクシー対策で毒タイプの個体数が増え、せっかく撒いた毒びしが吸われてしまう事態が多発しそうですかね。
6VS3なら毒びしを撒いても相手が毒タイプを選出しない可能性がありますが、6VS6の今大会だと相手に毒タイプがいた時点で破綻しそうです。
食べ残しもないので、毒になった相手をみがまもでハメるのも難しそうですね。

予測5 スターミーの時代が来る?
襷もスカーフもゲッコウガもいない今、S115から繰り出される豊富な技を持ったスターミーの一強になるかも。

実際  一強ではないがしっかり活躍している。
トップクラスまでとはいきませんが、確実に活躍していると思います。
スターミーに限らず、「ゲンガー以上の素早さを持ったポケモン」は軒並み評価が上がっていると思います。

自分がその中で評価が上がったポケモン4匹選ぶとしたら、
スターミー、サンダース、フーディン、プテラでしょうか。

スターミーstarmie
言わずもがな、その素早さから初代特有の広い技範囲で攻撃できるのが強いです。
メインのエスパー技は初代には非常に刺さり、半減できるのが同族かレアコイルだけです。
熱湯で火傷を狙ったり、壁でサポートをしたり、場合によっては小さくなって自身が抜き要員になることもできるエリートっぷり。
火力は物足りないが、ステロによるサポートがあれば一気に崩すことができそうです。

サンダースjolteon (1)
マルマインに次ぐ素早さを持ち、ほぼ全てのポケモンに上を取ることができます。
C110の10万ボルトは結構な火力なので、終盤の抜きエースにもなれます。不利対面をボルチェンで回避できるのも美味しい。
更にあくびやバトンタッチなど豊富な補助技を持ち、起点作りにも使えます。
自分が当たった中で一番レートの高い方(1670程)のサンダースはあくびバトン型でした。

フーディンalakazam (1)
スターミーを超えるSと高いCで優秀なアタッカーです。
電磁波、金縛り、アンコールに両壁とこちらも起点作りに長けています。
特性にマジックガードを持っているのでステロ環境にも強いです。
CとSが高い分、物理にはめっぽう弱いのでスターミーとは選択って感じです。
ミラーマッチではシャドーボールをよくぶつけられました。
プテラaerodactyl
自分の中では相手にしていてトップクラスにきつかったポケモンでした。
最速でステロを撒き、積み系やピクシー、ステロ要員には挑発で足止め。削れた終盤には抜きエースとして活躍していた印象です。
噛み砕くならフーディン確1、ゲンガーも乱数なので有用でしょう。自分のサンダースは同速負けして地震で葬られました・・・


最後に、ここ20戦で自分が当たったPTの採用率をざっとランク分けしてみました。


見なかったことが無い

clefabledragonite
非常によく見る
cloystergengarmachampalakazam (1)snorlaxslowbrovenusaurjolteon (1)

比較的多く見る
aerodactylstarmiechanseyarcaninedugtriolapras (1)magnetonvenomoth

意外といる
kangaskhan (1)blastoise golem
意外といない
zapdosditto (1)gyarados


以上です。 まだカントークラシックは2日ありますが、最終日にはレート上位を狙った猛者たちが集まることが予想されます。
その時には環境がまた変わっているかもしれません。  レート上位目指して頑張りましょう。